クラリス・ベロー|スペシャルフラワーレッスン 2015秋

クラリス・ベロー|スペシャルフラワーレッスン 2015秋

愛知県名古屋市昭和区八事【八事山 興正寺】

季節は秋。街の木々が色づきはじめた去る10月22日、パリの花業界の実力派フローリスト「クラリス・ベロー(Clarisse Béraud)」を、名古屋市昭和区八事にあるお寺「八事山 興正寺」に迎え、フラワースペース・ヴィヴィ主催のスペシャルフラワーレッスンイベントを行いました。

自然光がたっぷりと入る、築97年の歴史がある大書院という建物にてレッスンはスタート。
2部制となっているレッスンで花材は異なりますが、いずれも水盤のようなガラスの花器に剣山を使わず、花を活ける和と洋のミックスのアレンジメントをするテクニックを学ばせて頂きました。
参加された皆さま1人ひとりのテーブルを回り、ジェスチャーを交えて丁寧にアドバイスをして頂き、クラリスの無限に広がる想像力やテクニック、そして斬新なアレンジやデザインの手ほどきを、本人から直接受ける事が出来るとても貴重な時間となりました。

クラリス・ベロー・・・パリ1区に自身のアトリエ「ヴェルチュム(Vertumne)」を構えて今年(2015年)で20周年を迎え、厳しいパリの花業界で第1線で活躍し続けており、パリのフローリストたちから尊敬を集めています。また植物と色彩学に関する知識の深さは、パリ花業界の中でも高く評価されています。

レッスン前に「竹翠亭」にて
お抹茶と和菓子を召し上がって頂きました

興正寺の本堂内には「竹翠亭」という茶室があります。この建物は大正時代、海運王と呼ばれた日下部久太郎氏が建設したもので、岐阜市の重要建築物だったそうです。とても文化価値の高い建築物で、平成20年夏に興正寺に移築され、今では茶室として利用されています。
そんな歴史ある建築物の茶室にて、今回のフラワーレッスンに参加していただいた皆様には心を落ち着かせていただくという意味も込め、レッスン前に本格的なお抹茶と和菓子を召し上がっていただきました。